本稿は「The Gardens Between」のレビューです。
本ゲームは、3Dアクションパズルゲームです。
ArinaとFrendtは時間を操りながら、謎を解いていきます。少しずつ、島に隠された秘密を見つけていくストーリーです。(PS4版でプレイし、トロコン済みです。)
物語
これは、少女Arinaと少年Frendtの友情の物語です。
彼らは不思議な世界に迷い込みます。そこは美しい水上の島々。島は、彼らの思い出で溢れています。二人は島の謎を解き明かし、大事なものを取り戻していくのです。
ゲームシステム
本ゲームは3Dアクションパズルゲームです。世界は、いくつもの島に分かれています。島はひとつのステージとなっており、島そのものがパズルになっています。
ゲームシステムはとても不思議でシンプルです。時間を進める、もしくは時間を戻す。これだけです。逆に言えば、プレイヤーはキャラクターを直接操作することができません。ステージクリアするために必要なのは、光の玉をゴールまで持ってくことだけです。
実は「時間」という要素は、他のパズルゲームでもよくあります。ですが、ギミックのプラスアルファとして扱う場合が殆どです。たとえば、ボタンを押すタイミングであったり。何かを動かすタイミングであったり。
このゲームでは、その時間をメインとしたシステムになっている変わり種なのです。これは、なかなかに革新的なパズルです。
時間を操るという概念
おそらくゲームを開始した時点では、理解できないと思います。時間を進めたり戻したりするだけで、パズルになるんだろうかと。
実際、序盤は難なく進めます。いとも簡単にゴールまで辿り着けるはずです。
ですが、次第にそれも怪しくなってきます。たとえば、ゴールまでは簡単に辿り着けても、光の玉を持ってくることができないとか。もしくは、光の玉を持っているせいで、ゴールまで辿り着けないとか。
そうすると時間を戻してみるわけですが、それでも分からないのです。
ゲームオーバーがないゲームなので、存分に時間操作を繰り返すことができます。それで何度か時間操作を繰り返していると、ふと気付きます。・・・あれ?・・・もしかして、これを操作すると・・・?
プレイしていると、こんな風に自然とひらめいていくのです。これがなかなか気持ちが良い瞬間です。パズル好きにはたまりません。
難易度
パズルの難易度は、実はあまり高くはないです。ただし、ひらめきと発想の転換が必要です。また、ギリギリのアクションが要求されたりはしません。純粋にパズルだけに専念できます。
実は、ネタバレしてしまうとすぐに終わる内容です。ですが、他にはないユニークなパズルなので、自力で解くのをオススメします。攻略見たら勿体ないです。
トロコン難易度
トロコンの難易度も低めです。パズルが解ければ、なんとかなります。
あと、普通にプレイしているだけでは取得できない隠し要素もあります。これらを自力で探すのは大変かもしれません。
自力クリアを目指しても、2~3時間程度でクリアできるかと思います。その後、攻略を見ながらであれば、30分程度で隠し要素も終わります。
総評
パズル好きには、ぜひともおすすめしたい。こういう新しいシステムは、どんどん挑戦してほしいですね。
2,240円と、ボリュームに対してちょっとお高いです(私はセールで560円でしたが)。ただ、他にはないパズルなので、やる価値は存分にあります。すばらしいです。
ただひとつ不満を言えば・・・。二人の少年少女が全く可愛くないことですかね・・・。まゆ毛あたりが特に。
The Gardens Betweenをトロコン。セールで購入。良いゲームだった。新しいものに挑戦する作品は、もっと評価されていい。プレイヤーに違う景色を見せてくれるから。 #TheGardensBetween #PS4share pic.twitter.com/5bXxH6FhUB
— 鈍器の管理人・サ場 (@sabadonki) August 30, 2021
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